全日本民医連第38回循環器懇話会開催にあたって
全国の民医連の病院、診療所に勤務する循環器診療に関わる医師、スタッフのみなさん、青森民医連、あおもり協立病院の内藤貴之です。第38回全日本民医連循環器懇話会は青森で開催します。2019年の札幌で開催された36回以降、新型コロナウイルス感染症の世界的なパンデミックとなり、人と人との対面での議論が憚られる状況でした。山梨での第37回は2020年、2021年、2022年と3年連続延期、2023年にweb開催されました。山梨の現地で準備された皆様、未曾有の危機の中、大変お疲れ様でした。2024年は対面で現地での開催をしよう!そう誓って、青森県連を代表し手上げいたしました。前回2015年から9年、かつコロナ禍も考慮すると前回青森開催の第32回から今回の第38回まで、間に5県連を挟んだだけでの青森再登板となりました。本来ならば「次こそはうちの県連で」というところもあったかもしれません。しかし、現在循環器内科領域は(心臓血管外科の先生すみません)どこの県連も後継者対策に苦労し、発展させるどころか、現状維持で精一杯、縮小もやむなしというところが多くなっています。このような背景の中、青森も決して全国の中で大きな循環器内科領域の活動をしている県連ではありませんが、心根だけは大きな県連に負けない気持ちです。どこかの県連が手上げし、現地で開催する気概を!そう考え、仲間と共に相談したとき、僭越ながら仲間の中で「阿吽の呼吸」で青森の内藤が手あげいたしましょうという雰囲気で、この度の現地開催の立候補に至りました。
今年の全日本民医連循環器懇話会は、「どこまでできるか、民医連の循環器医療ver2.0」をテーマといたしました。9年前のテーマから更なる我々の時代の変化にどう対応していくのか?全国の経験、知恵をもちより、それぞれの県連にもちかえろうではありませんか!
民医連における循環器医療の後継者対策、総合的な発展のあり方や、コメディカルとチーム医療、人材育成について学習、交流して深めます。
また、夕食交流会は季節外れの「ねぶた祭り」でラッセラー、ラッセラーと会場は熱気に包まれることでしょう。ご期待ください。
11月の青森はりんごやまぐろなどおいしい秋の味覚いっぱいです。もしかしたら雪が降るかもしれません、寒くない服装でお越しくださいませ。みなさんのご参加を心からお待ちしております。